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眼で見る生命現象 1
インスリン刺激に応答したGLUT4の細胞膜移行

 インスリンが血糖値を下げる重要なホルモンであることは、皆さん、良くご存知のとおりです。脂肪組織や筋肉では、GLUT(糖輸送体)4が、インスリン刺激に応答して細胞内から細胞膜に移動し、グルコースを取り込むという分子機構が一般的に受け入れられています。GLUT4の細胞外ドメインにmyc-tagを挿入し、C末端にはGFPを融合した変異体GLUT4を脂肪細胞に発現させ、インスリンで処理し、その後、細胞膜透過処理を行わず細胞を固定し、抗myc抗体で染色すると、この図のようにインスリンで処理した時にだけ細胞膜が染色され、GLUT4が細胞膜に移行したことが確認することができます。

動物細胞制御学 高橋 伸一郎

 

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C 2024 応用動物科学専攻広報 担当